退去立会代行は儲かる?収入の目安や稼ぎ方など解説
公開日:2023/06/15 最終更新日:2023/08/08
退去立会代行とは、入居者の退去作業を外注するサービスです。退去作業は手間、時間がかかるので需要は常にあります。今回この記事では、退去立合代行サービスを始める方向けに、退去立会代行のメリットや、退去立会代行業の収入の目安、フランチャイズがおすすめである理由について解説します。
退去立会代行はローリスクで安定性も高い
賃貸物件を所有している方やそれの管理を任されている不動産会社にとって厄介なのが、退去作業です。賃貸において、退去は入居よりもやるべき作業が多く、トラブルも多いのが現状です。
「入居者から退去の申し出があったが、家賃を滞納している」「退去の手続きについて入居者と都合がつかない」「敷金の精算について合意できない」などといった問題やトラブルを解決しなければならず、非常に時間も手間もかかる作業です。この時間や手間を省くために、退去立会代行の業者が存在します。
また、退去の際にはさまざまな手順を踏まねばなりません。退去日、退去立会日の決定、入居者との室内確認、原状回復にかかるお金の計算、提示、敷金相殺の合意、合意書の記名、捺印、原状回復作業、立会確認など非常に雑多な手順を踏まなければならないうえ、途中でトラブルがあると解決しない限り先に進めません。
不動産業者は通常の業務をこなしながら合間でこのような作業をしなければならず、退去は年度末に集中します。これらの退去作業を外部委託できるのは、非常に助かります。このような退去立会代行ですが、どのようなビジネス環境なのでしょうか。
まず、賃貸市場自体は人口減少に伴い縮小傾向であるのは間違いありません。しかし、上記の通り賃貸において入居、退去は避けて通れない問題です。つまり、賃貸事業が有る限りなくなることはありません。
また、退去立会代行業者の数はまだ少なく、事業を拡大する余地は大いに残されています。このような現状から、退去立会代行の事業はローリスクで安定性も高いといえるでしょう。
退去立会代行業の収入の目安
退去立会代行業は、独立開業しやすいといわれます。その理由は「事務所が必要ない」「未経験から始められる」「初期投資が少なくて済む」というものになります。
反面、大規模な業者は少なく、社員として働くのは給料や待遇の面からいってもリスキーな選択といえます。独立開業した方では、うまく行けば月商500万円といわれ、さほど悪くない商売であることがおわかりいただけるかと思います。
ただし、独立開業には膨大な当然リスクが伴います。それは、「業務が忙しくてなかなかスキルが上がらない」「労災、社会保障関係は自己加入、自己責任」「自分で仕事を探さねばならないうえ、それがなくなれば無一文」「従業員を雇うのであれば、雇用保険、社会保険の加入、その知識の習得は不可欠」などがあります。
これらをしっかりと理解してから事業を開始するか検討すべきでしょう。また、いくら未経験から参入できるとはいえ、スキルや経験のない方に仕事を依頼してくれるわけではありません。必要あれば、経営者本人自ら営業をかけて仕事を取らなければいけません。
ある程度の下働きやスキルの蓄積をしつつ、仕事顧客を獲得していくとともに、少しずつ業務の幅を広げていくのが正しい運営の仕方であるでしょう。
退去立会代行で稼ぐならフランチャイズがおすすめ
上記のような退去立会代行の独立開業ですが、フランチャイズ登録でそのリスクを一定程度回避できます。未経験の方が独立開業して最初に直面する問題が、「仕事の受注」「スキルの習得」です。
仕事がなければ事業が成り立たず、スキルがなければ仮に仕事があったとしてもそれを回してもらえません。しかしフランチャイズであれば、技術習得の研修、サポート体制が充実していることを売りにしているものも多く、そこで得た技術や経験を業務で生かしていけば自然に仕事の幅が生まれ、受注も多くなります。
また、仕事は本部が管理している会社もあり、技術や経験によって仕事を回してもらうこともできます。このようなことから、初期においてはとくにフランチャイズを利用する価値は大いにあるといえます。
ただし、フランチャイズ契約を結ぶには、ロイヤリティー(契約一時金)が必要になります。一定金額を納めることで、研修やサポートをしてもらうイメージです。
事業が軌道に乗れば、この固定費は不要と考える方もいると思うので、契約期間や条件はしっかりと確認してから契約する必要があるでしょう。
まとめ
退去立会代行はローリスクで安定性も高い点、退去立会代行業の収入の目安、退去立会代行で稼ぐならフランチャイズがおすすめである点について解説しました。退去立会代行の特徴、注意すべき点などがわかったのではないでしょうか。今後、成長する可能性を秘めている退去立会代行は独立開業を考えている方にとって魅力的なフィールドです。上記を参考に、退去立会代行の業界にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。