原状回復工事・退去立会代行業を行う上での勉強方法は?
公開日:2023/04/15 最終更新日:2023/03/17
新規ビジネスとして注目を集めている、原状回復工事と退去立会の代行業。初期投資が低額であることも人気の理由ですが、これらの業務を行う上ではどういった勉強が必要なのでしょうか。資格が必要ないとはいえ、業務に関する知識や技術は、どこで学べるのでしょうか。今回は原状回復工事・退去立会代行業に必要な勉強について、解説します。
原状回復工事・退去立会代行業の勉強方法
原状回復工事と退去立会代行業を行う上では、賃貸契約や国交省が出している原状回復ガイドラインの知識はもちろん、見積金額の算出方法やハウスクリーニングの方法など、技術も必要とされています。では、このような知識・技術はどうやって学べばよいのでしょうか。
勉強方法は、おもに3つあります。1つは独学で学ぶこと。書籍やインターネットを使って勉強する方法です。技術面は動画サイトなどを活用してもよいでしょう。次に雇用先で学ぶ方法です。不動産管理会社やハウスクリーニングを手掛けている会社などに就職し、業務のなかで学んでいく方法です。うまく就職することができれば、給与や社会保険があるので、安定した生活を送りながら学ぶことができます。
最後はフランチャイズ加盟で学ぶ方法です。自らがフランチャイズ加盟店のオーナーになると、本部の教育を受けられます。プロの知識や技術を直に教えてもらえるほか、ビジネスが軌道に乗った後も、定期的な宣伝サポートや紹介など、経営面でも支援を受けられることが多いです。
3つの学習方法の費用・期間の比較
では3つの学習方法の費用と期間を比較してみましょう。まず独学ですが、書籍やネット通信料はかかりますが、ほか2つの方法と比べて、費用はある程度抑えられます。しかし原状回復工事・退去立会代行業は新しいビジネスのため、勉強方法が確立されていません。資格があるわけではないので、勉強の成果を客観的に確かめることも難しいです。そのため、勉強期間はかなり長くなります。このように独学での勉強は、途中で行き詰まる可能性が高いです。
次に就職した場合を見てみましょう。就職した場合、勤務しながら学ぶことになります。研修として勉強の機会を設けているところが多く、その場合の費用は会社持ちです。教材もカリキュラムもパッケージ化されているため、知識も技術も効率よく学べます。ただ会社の方針や職種によって、入社してすぐ勉強の機会が設けられてなかったり、数年かけて学んだりする可能性もあります。入社してから後悔しないよう、面接時に質問するとよいでしょう。
最後にフランチャイズ加盟した場合、手厚い研修を最短期間でおこなえます。業界未経験者が多いので、サポート体制を整えている本部が多いです。研修は、手持ちのパソコンや配布された資料を使う農で、費用も抑えられます。クリーニング技術ももちろん、営業費内で学べますよ。開業後にも勉強会が実施されるので、いつでも最新の情報をゲットできます。復習をきちんとおこなえば、研修後に早くも戦力となれるでしょう。研修後すぐに現場で経験できるのもうれしいポイントです。
確実に身に付けたい方はフランチャイズ加盟がおすすめ!
原状回復工事・退去立会代行業は一見、技術や知識だけでできると考えられがちですが、賃貸管理会社と入居者の間をつなぐ接客業でもあります。そのため独学だけでは十分業務ができません。また会社によっては業務の担当分けをおこなっているため、業務を網羅的に携われない可能性もあります。このような理由から、確実に業務に必要な知識・技術を身に着けたい方は、フランチャイズ加盟がおすすめです。フランチャイズ加盟は研修以外にも、さまざまなメリットがあります。
例えば開業直後の資金や業務サポート。個人で開業した場合、取引先の獲得や契約は自らおこなわなくてはいけません。なので、仕事がほとんど取れないまま、ランニングコストだけがかかり、赤字状態が長く続くこともあるでしょう。しかしフランチャイズ加盟なら、仕事のあっせんや、事業が黒字になるまでの資金サポートをおこなってくれます。また業務でトラブルが起きた場合、サポート体制があるのも心強いです。会社によってはアフターケアも強化しており、定期的な勉強会の実施や営業・交渉時のサポートをおこなっているところもあります。代行業の需要の高まりと収益性の高さから、安心して開業できる環境を整えている会社が多いのです。
まとめ
原状回復工事と退去立会代行業の勉強方法は、独学・会社への就職・フランチャイズ加盟のおもに3つがあります。それぞれ費用や勉強時間など、メリット・デメリットはありますが、効率よく学べるフランチャイズ加盟がおすすめです。長期的な視点で考えても、フランチャイズ加盟は開業前後のサポートが充実しているので、未経験者でも安心して業務をスタートできます。最近は積極的に募集している会社も増えているので、各社の良さを比較しながら、自分に合った会社を選択してください。ぜひこの記事を参考に、開業への第1歩を踏み出してくださいね。