原状回復工事業はきつい?仕事内容と働き方のメリット・デメリット

公開日:2023/03/15  最終更新日:2023/03/01


賃貸物件を退去する時には、住宅を入居前の状態に戻す原状回復工事をするのが必要不可欠です。場合によっては大がかりな工事が必要になる原状回復工事の仕事は、肉体労働できついというイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。ここでは原状回復工事業の仕事内容を、メリット・デメリットとあわせて解説するので参考にしてください。

原状回復工事業はきつい?

原状回復工事業と聞くとどういったイメージがあるでしょうか?

「肉体労働だから体力的に辛そう」「上下関係が厳しく怖い人が多そう」というような漠然としたイメージを持つ人も多いでしょう。確かに原状回復工事業は、賃貸物件の規模によっては体力的にきつい側面を持っていることは事実です。特に若手のときや仕事を始めたときは肉体労働が主となるので、今まで使ったことのない筋肉を酷使して疲労困ぱいになることもあるでしょう。現場によっては、夏の暑い日や冬の寒い日には過酷な環境になる場合もあります。このように原状回復工事の現場は、世間一般のイメージに近いところは確かにあります。

しかし最近は原状回復工事業の「きつい」というイメージを払拭するため、職場環境の改善に取り組んでいる会社が増えてきました。たとえば可能な限り残業は減らしたり、現場の安全管理を徹底したりと、職人が仕事をしやすい環境を整える努力をしています。原状回復工事業は肉体労働なので、慣れないうちはどうしても体力的に辛くなることもあるでしょう。しかし諦めずに続けているうちに体力がつき仕事に順応できるようになります。学歴や経歴は関係なく努力して実力がつけば、どんどんキャリアアップしていけるところが原状回復工事業の魅力です。

原状回復工事業の仕事内容

一口に原状回復工事といっても、マンション・アパートから店のテナントまで工事内容の規模は様々です。そこでここでは、原状回復工事業の主な仕事内容について解説します。

内装解体

内装解体は、天井や壁など建物の構造物をのぞいた内装部分のみを撤去・解体する作業のことです。入居の際に後付けした照明や間仕切り、空調設備なども撤去します。

スケルトン工事

スケルトン工事とは、建物の構造体以外はすべて解体して骨組みだけの状態にしてしまう作業のことです。内装解体と違い、天井や壁も解体してしまいます。電気配線や配管などもすべて撤去してしまいます。

水回りの修繕

トイレやキッチン、お風呂など水回りの設備で不具合や故障があれば修繕します。

床仕上げ

既存のカーペットやタイルを新しいものに貼りかえていく作業です。床材同士の継ぎ目が見えないようにしたり決められた線からずれないようにしたり細心の注意が必要です。

塗装工事

傷や汚れがついてしまった天井や建具、鉄部に塗装します。臭気が伴う作業になるので、土日や夜間に行われることが多いです。

クロスの貼りかえ

既存のクロスを新しいものに貼りかえる作業です。シワにならないように丁寧に貼らなければいけない、職人の技術が重要になります。

電気関係の撤去

電話やLAN、電気配線、照明器具などの電気まわりの設備を撤去します。

美装(クリーニング)

すべての工事が終わったら、仕上げにクリーニングします。窓や床などを磨き、内装全体を綺麗にします。ブラインドが取り付けてある場合は、取り外して洗浄するのが一般的です。電球なども新しいものと交換します。

原状回復工事業のメリット・デメリット

これから原状回復工事業の開業を考えている方は、どんなところにやりがいを感じてどんなところに辛さを感じるのか気になるところでしょう。ここでは原状回復工事業のメリットとデメリットについて解説します。

原状回復工事業のメリット

原状回復工事業のメリットは、なんといっても完全実力主義なところでしょう。学歴や今までの経歴はほとんど関係ありません。やる気と実力さえあれば、どんどんステップアップしていけます。そしてステップアップしていけばいくほど給料が上がっていきます。自分の頑張りが給料という目に見える形で評価されるので、さらにやる気はアップしていくことでしょう。

最初はきついと感じる原状回復工事業ですが、実力が評価されて立場が上になると仕事内容もだんだん楽になっていきます。給与の面だけでなく、仕事内容においても頑張って作業した原状回復工事の仕上がりが目に見えてわかるのも、やりがいにつながるでしょう。

原状回復工事のデメリット

原状回復工事は体力が必要な仕事です。慣れれば克服していけるものですが、慣れないうちは普段使わない筋肉を酷使して、きついと感じることもあるでしょう。また職場にもよりますが、いわゆる職人気質で指示の出し方などが怖いと感じる職人さんも存在します。若手のころにこういったデメリットに直面して、辞めてしまう人もいるでしょう。

まとめ

世間一般的にきつい・辛いといった印象が強い原状回復工事業。確かにきついと感じる一面があるのは事実です。しかし、頑張れば頑張るほど目に見えて評価される完全実力主義の世界なので、やりがいが感じられる職業でもあるでしょう。この記事では、具体的な原状回復工事業の仕事内容もご紹介しました。仕事内容とあわせてメリットとデメリットも考慮しつつ、原状回復工事業を開業するうえでの参考にしてください。

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